ヤクルトは３０日、都内の球団事務所でオリックスを自由契約となった坂口智隆外野手（３１）と日本ハムを戦力外となった鵜久森淳志外野手（２８）の入団会見を行い、２人は共に「拾っていただき感謝」と口にした。坂口は年俸３０００万円、背番号４２。鵜久森は年俸７５０万円、背番号９１。（金額は推定）

　坂口は「こういう形で拾っていただいたので、感謝しかない。自分の野球人生をかけて、恩返しというか、優勝したチームなので邪魔をしないように、プラスになれるように頑張りたい」、鵜久森は「クビになってから１カ月半近く、苦しかったときもありましたが、拾っていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。チームが優勝できるように、真中監督を胴上げできるように頑張って行きたい」と意気込みを示した。

　小川ＳＤは「今季は外野の選手層がやや足りなかったので補強に動いた。固定されていなかった中堅のレギュラーの期待が高い。坂口は実績も残してるし、出場機会があれば結果もついてくると思っている。鵜久森はウチにはいない長打力が魅力。自分の持ち味を発揮してくれれば戦力としての期待が持てる」と両選手獲得の理由を説明した。