巨人・原監督が辞意表明 心境を吐露

スタンドに向かって頭を下げるナインの前を引き揚げる原監督(撮影・西岡正)
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 「セCSファイナルS・第4戦、ヤクルト3-2巨人」(17日、神宮球場)

 巨人・原辰徳監督(57)が17日、球団側に今季限りでの辞任を申し入れた。

 原監督は試合後、報道陣の質問に対し「結論的な部分で行くと、この3年間、なかなか成績というものが上がらずに、少しずつ下降線をたどっていっている。長きにわたって監督をやらせていただきましたが、そろそろ潮時だなと。その中で、このチームには新陳代謝というものが必要であろうと」と、ユニホームを脱ぐ決意を口にした。

 さらに「月曜日に読売新聞、主筆の下へ行き、そこでまた私の気持ちを説明するということです」と、19日に正式に球団に申し入れることも説明。「チーム力がこの3年上がってこなかった、自分がそろそろ潮時であろうと、2016年のジャイアンツは、新しい指導者にお任せしようと、それがジャイアンツのため、ひいてはプロ野球のためということで、今季限りでユニホームを脱がせてください、ということですね」と話した。

 辞任を決めた時期については「やっぱり何年間か成績が上がってこなかった。まあ、まあそういう細かい話は、それがちゃんとしてから話した方がいいかなと…」と回答。「それを語れば30、40分語れるような(話になってしまうから)。僕にとって苦しい思い出も喜ばしい思い出も、僕の中ではすべてが素晴らしい思い出ですから」と心境を吐露し、最後は報道陣へ向け「OK?どうも。お世話になりました」とあいさつして球場を後にした。

 原監督は巨人を率い、通算12年で日本一3度、リーグ優勝7度。類いまれな決断力と勝負勘で接戦を勝ち抜き、名将としての地位を築いた。だが、2年契約の最終年である今季はリーグ2位。3年連続で日本一の座も逃した。

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