大商大・吉持亮汰1回無失点MAX144キロ

 「関西六大学野球 大商大12-2大経大」(12日・南港中央)

 ドラフト上位候補の大商大・吉持亮汰内野手(4年・広陵)が、10点リードの九回からリーグ戦初登板。最速144キロを計測して1回を無安打無失点に抑えた。

 球場内からどよめきが起こった。本来なら内野手の吉持が投手としてコールされた。力強い直球は140キロ台を連発し、最速で144キロを計測。1死から死球で出塁を許したが、続く打者を遊ゴロ併殺打に打ち取ってゲームを締めた。

 富山監督は「関西選手権ではDHが無いですから。オープン戦では投げていた。こういうことも想定して」と説明。吉持本人も「最速は146キロが出たことあります。中学までは投手をやっていたので」と言う。

 本業の打撃でも3盗塁をマーク。通算62盗塁とし、13日に行われる今季最終戦で連盟記録となる65盗塁を視界に捉えた。

 初回に四球で出塁すると、すぐさま二盗を決めた。五回まで3打席連続で二盗に成功。相手バッテリーからトータルで12球のけん制球が来たが、ものともせずスタートを切り続けた。

 さらに1-1の五回には二盗で二塁へ進んだ後、2死一、二塁フルカウントからスタートを切り、暴投の間に一気にホームへ。鮮やかに勝ち越し点を奪った。「チームに勢いをつける走塁ができてよかった。最終戦は(記録を)狙いたいです」と力を込めた。

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