阪南大高・中河が履正社を2安打完封

 「高校野球・秋季大阪大会3位決定戦、阪南大高1-0履正社」(10日、舞洲ベースボールスタジアム)

 阪南大高が履正社を下し、センバツ選考の対象となる秋季大会では97年以来18年ぶりとなる近畿大会出場を決めた。

 今大会初先発となったエース・中河成投手(2年)がキレのいいスライダーを武器に、履正社打線をほんろう。わずか被安打2でスコアボードに9つのゼロを並べ「最高にうれしいです」とゲームセットの瞬間、号泣するシーンを見せるなど気迫で強豪校を封じ込めた。

 今大会では主にリリーフを務め、先発マウンドを経験することはなかったが「緊張はまったくなかったです。ブルペンで投げているときから行けるかなというのがあった」と中河。1年秋からベンチ入りしていたが、2年夏は「奮起を促すため」と片岡定治監督が明かしたようにメンバー外となった。

 これで心を入れ替え「自分で率先して動くようになった。逃げずに勝負しようと思った」と成長を果たした右腕。中学時代は軟式野球で高校に入ってから初めて硬球を握った男が、全国に名を響かせる履正社を封じ切った。

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