早実・清宮、同点の九回は中飛延長戦へ
「秋季東京都高校野球大会・1回戦、早実-小平」(10日、八王子市民球場)
小平 020 010 000
早実 002 100 000
来春のセンバツ資料となる大会。U-18日本代表チームの4番打者、早実のスーパー1年生・清宮幸太郎内野手(16)は「3番・一塁」で先発出場。3-3で迎えた九回の第5打席で相手の2番手投手に対し、1死無走者から中飛に倒れた。
外よりのまっすぐをバックスクリーン方向やや右へ放ったが、打球は中堅手がフェンス際でグラブに収めた。
清宮は0-2とリードされた三回の第2打席で無死二塁から右中間最深部へ同点2ランを放った。フルカウントからの6球目、カーブに対して上からバットをたたき、打球は高々と上がって右中間スタンドに飛び込んだ。
一回の第1打席は1死二塁から相手一塁手のエラーで出塁。変化球を鋭いライナーではじき返して失策を誘った。
四回の第3打席は1死三塁から空振り三振に倒れた。早実は主将の4番・金子銀佑内野手(2年)の適時三塁打で1点を勝ち越したが、五回に同点とされた。
清宮は3-3の六回の第4打席で2死二塁から二塁へのライナーに倒れた。カウント0-2から、外よりのストレートに対し鋭いライナーを放ったが、相手二塁手がジャンプして好捕した。
清宮は新チームとなってから、9月の今大会1次予選で2試合連続の本塁打3本を放ち、高校通算18号を記録。その後に旧チームで和歌山国体に参加し、初戦の鳥羽戦で敗退したが、自身は4打数2安打の成績だった。
★清宮の早実新チームでの公式戦成績( )内は打点
【秋季東京都大会】
◆1次予選
◇2回戦 東京農大一 3打数3安打5打点
中前打、右越え本塁打(2)、右中間本塁打(3)、四球
◇3回戦 保谷 3打数2安打4打点
中前打(1)、四球、中飛、右越え本塁打(3)
◆本大会
◇1回戦 小平
一失、右中間本塁打(2)、空振り三振、二直、中飛