神港学園6年ぶり秋季近畿大会進出

 「高校野球 秋季兵庫大会・3位決定戦、神港学園5‐4加古川東」(4日、明石トーカロ)

 神港学園が終盤に逆転勝ち。2009年以来、6年ぶりにセンバツ出場校選考の重要資料となる秋季近畿大会への出場を決めた。

 ダークホースとして3位決定戦まで進んだ加古川東との戦いを、紙一重で制した。北原光広監督は「向こうの流れになっているところでひっくり返したことはよかった。今日は何とか勝ちたかった」と、久々に近畿大会への出場権を得て胸をなで下ろした。

 初回に3点を先制しながら、その後は加古川東の先発右腕、正中の前に無得点。逆に、コツコツと得点を積み重ねる相手に同点に追いつかれ、六回には正中の適時打で勝ち越しを許した。

 しかし、1点を追う八回、先頭の山本が中前打。野選と犠打で1死二、三塁とし、初回にも先制適時打を放った5番・河野譲太外野手(2年)が逆転の左前適時打を放った。直前にスクイズを外されていた河野は、「打つしかないと思った」と外角のボール球を執念で逆方向へと運んだ。

 これで、準決勝で報徳学園に敗れた試合以外は、2回戦からすべて逆転勝ち。「うちは弱小チーム」と同監督は言うが、毎試合修羅場をくぐって力をつけてきた。

 6年前の近畿大会も、今回と同じ滋賀での開催で、兵庫3位での出場だった。その時にセンバツ切符を手に入れて以降、遠ざかっている聖地へ、北原監督は「あと2週間、レベルの高い野球を目指す」と誓っていた。

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