ヤクルト14年ぶりV!神宮でサヨナラ

 優勝し、胴上げされるヤクルト・真中監督
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 「ヤクルト2‐1阪神」(2日、神宮球場)

 優勝マジック1のヤクルトがサヨナラ勝ちで、14年ぶり7度目のリーグ優勝を飾った。1‐1の同点で迎えた延長十一回2死一、三塁から、6番・雄平が右翼線へ決勝適時打を放った。救援のロマンが今季5勝目。

 阪神は先発・岩田が7回5安打1失点の力投。八回に代打・関本の中前適時打で一度は追いついたが、最後は十回から4番手で救援した能見が打たれ、3連勝ならず。

 サヨナラ勝ちでリーグ優勝を決めたのは、14年10月2日のソフトバンク以来。セ・リーグでは、07年10月2日の巨人以来。

 決勝打を放った雄平は左手を挙げてジャンプすると、一塁を回ってヘルメットを取り、飛び跳ねながら走ってくる仲間たちを待ち構えた。「打ったときは頭真っ白だったんですけど、走ってる途中に気づきました。優勝だっ!て。決めるぞとい気持ちはなくて…もちろん決めたかったんですけど、決めるぞと思ったら打てないので、無心でいきました」

 開幕は4番でスタートしたが、不振が続いただけに「チームに迷惑かけてばかりだったので、その中でも周りの監督さんやコーチとかいろんな人がサポートしてくれて、何とかここまでこれました」と、かみ締めるように話した。

 ヤクルトは初回、1死一、二塁から畠山の左前適時打で先制。畠山は守っても1点リードの二回、1死三塁から梅野が放った一、二塁間へのライナーを地面スレスレでダイビングキャッチ。そのまま三塁に転送して併殺にし、好守でピンチを救った。

 八回には2死一、三塁から阪神の代打・関本に中前適時打を許して追いつかれたが、今季最終戦となった本拠地・神宮で劇的なエンディングを迎えた。

 1日の阪神戦が雨天中止で順延となり、仕切り直しの一戦。先発・小川はプロ3年目で初のスライド登板となったが、6回を2安打無失点と好投した。

 攻守に活躍した畠山は試合後、「終わったなと。これで明日から2日間は気を抜いて過ごせるかな。だいぶ張り詰めてやっていたので、気分的に楽になる」と、息をついた。先制打には「前回の反省を生かして、大歓声の中でも自分の打撃を冷静にできた」と、興奮を抑えるように話した。

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