東海大相模・吉田、びっくり外野で先発

 「和歌山国体・高校野球硬式2回戦、東海大相模7‐0秋田商(7回コールド)」(28日、紀三井寺球場)

 ドラフト候補右腕の東海大相模・吉田凌投手(3年)が秋田商戦に7番・左翼でスタメン出場。「(外野は)高校に入ってから初めてです」と言うものの、3打数2安打1盗塁で守備機会も無難にこなし、チームの勝利に貢献した。

 「先発のときよりも緊張しました」と語った吉田。小笠原、豊田らチームに故障者が続出しているため「監督さんからも総力戦だぞと言われていた」と言う。

 だが本気で外野を守るとは想像していなかったようで…。「今朝の練習で『中学時代に外野やったことあるか?』と聞かれ、ありますと答えました。それで打撃練習やって守備をやったんですけど、球場に着いたらスタメンで。ビックリしました」と苦笑いで明かす。

 だが吉田にとっては貴重な経験になった。「こんな風に投げていたんだというのが外野から見て分かった。きょうは違った意味で貴重でした」。マウンドにいるときはいかに打者を抑えるかに重点を置いていた。だが一歩離れてみると「テンポ良く投げてリズムがいい方が、攻撃につながる」。実際に投手経験ゼロの大木は7回無失点と好投し「テンポ良く、サイン通りに投げれば大丈夫だからと言っていた。テンポの大事さが分かったことは大きい」と目を輝かせる。

 今後はプロを目指しており、2年時から注目を集める右腕にとっては野球人生の中で貴重な1試合となりそうだ。

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