U18米国が逆転勝ち 監督退場乗り越え

 「U-18W杯・スーパーラウンド、米国9-5カナダ」(5日、甲子園)

 チッキーニ監督の退場処分を乗り越え、逆転勝ちで決勝へ勢いをつけた。3-5の五回の攻撃で、先頭のマッカローの二ゴロに対して同監督に執拗(しつよう)な抗議をしたとして退場を宣告された。

 同監督は、「きわどいタイミングで、一塁コーチに確認をしようとしたことが抗議と誤解されたようだ。コーチは審判の判定が正しいと言っていたので、塁審に何かを言ったということはない」と説明。「その前に四回の相手の走塁に対して抗議していたため、(五回も)抗議ととられたのだろう」と話した。

 試合は見事な逆転勝利だった。初回にストッブの2点適時二塁打などで3点を先制したが、二回に1点を奪われ、三回にネイラーの2ランで同点とされた。四回にはオリモロイの2点打で勝ち越された。

 しかし、六回1死一塁からベンソンの適時二塁打とラサーフォードの適時打で同点。八回1死一、二塁から、韓国戦でも逆転3ランを放ったラサーフォードが勝ち越しの中前適時打。ドラフト上位候補の左打者が、勝負強さを見せた。

 ラサーフォードは「大事な試合だったので打ててよかった」と笑顔。日本戦へ向けては「自分たちのできることを十分にやれば結果はついてくる」と自信を見せた。

 チームは日本に敗れた1次ラウンドの後、1試合ごとに調子を上げている。警戒する選手は「全員」と言うチッキーニ監督は「今日と同じようにあきらめない試合をしたい。試合プランはあるが、今は言えない。やれるだけのことをやる」と奮起していた。

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