U18日本がカナダに快勝で開幕6連勝

投打のヒーロー佐藤(左)とオコエは笑顔を見せる(撮影・山口登)
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 「U-18W杯・スーパーラウンド、日本5-2カナダ」(3日、舞洲)

 1次リーグでA組首位通過の日本が、B組3位のカナダに快勝。開幕から負けなしの6連勝とした。

 二回、バッテリーミスで今大会初めての先制を許したものの、その裏、オコエ(関東第一)の投手強襲二塁打から1死三塁の好機を築き、郡司の遊ゴロ間に三塁走者・オコエが生還して同点とした。

 1-1の三回には、2死一、二塁から平沢(仙台育英)の適時打で勝ち越し。オコエの中前2点打で計3点のリードを奪った。

 六回には1死満塁から杉崎(東海大相模)の中犠飛で追加点を奪った。

 先発の佐藤(仙台育英)は二回に暴投で1点の先制を許したが、その後は安定した投球。四回には4、5、6番を相手に3者連続三振を奪った。

 五回は無死満塁のピンチを招き、併殺間に1点を失ったが、最少失点で切り抜けた。九回は三者凡退に仕留め、2失点完投勝利を挙げた。

 今大会初めて先制を許したことについて、西谷監督は「もちろん先制点を取られるときもある。すぐに取り返したこと、同点に追いついたことで、ゲームの主導権を持っていかれなかったんじゃないかなと思います」と振り返った。

 この日、1試合目の米国-韓国戦が降雨により中断。その影響で約2時間遅れの試合開始となったが「前回もそういうことがありましたし、タフな気持ちでやろうと。あまり神経質にならずに、プレーボールに合わせてしっかりやろうということで入りました」と落ち着いて試合に臨んだという。

 スーパーラウンド初戦で佐藤を先発マウンドに送ったことについては「1次ラウンドでのアメリカ戦で好投しましたし、スーパーラウンドの初戦を取るか取らないかでは、この後大きく変わる。まずは一番勢いのあるピッチャーから入りたいと考えました」と説明。「制球を乱したりして本人はまだまだ満足じゃないかもしれないですが、しっかりとゲームをつくるということは、さすがの一言。彼のピッチングに尽きると思います」と信頼を寄せた。

 4日には甲子園で韓国と対戦する。「力のあるチームと聞いていますので、しっかりと戦って次につながるようにしたい」と意気込んでいた。

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