甲子園 練習ならぬ「見学会」開始

甲子園見学でグラウンドの感触を確かめる滝川第二高の選手ら=1日午前9時44分、阪神甲子園球場(撮影・後藤亮平)
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 第97回全国高校野球選手権大会(6日から15日間)の開幕を前に、西宮市の甲子園球場では代表校による見学会が1日、スタートした。今夏はU18ワールドカップが大阪などで開催されるため、夏の甲子園が例年より早く開幕する。そのため、恒例の甲子園練習は行われず、球場の雰囲気などを各校15分ずつ確認する見学会が4日まで行われる。この日は花巻東、智弁和歌山ら12校が憧れの甲子園を見学した。

 最初に甲子園に登場したのは、史上8校目の春夏連覇を目指す敦賀気比(福井)。センバツ優勝投手の平沼翔太投手(3年)は、マウンドの感触をボールを使わず確認した。「センバツが終わって夏の甲子園を目指してきた。4カ月ぶりに立ったが、いつ立ってもいいものだと思う」と笑顔で語った。

 また、今夏は高校野球100年の節目となるが、第1回大会の優勝校、鳥羽(京都二中)も甲子園の土の感触を確かめた。主将の梅谷成悟捕手(3年)は「広くてワクワクした」と言う一方で、「100年前に優勝したということで注目されるが、僕たちは数字の重みしか感じることはできない。気にしすぎて足が地に着かないようなことがあれば、京都代表の責任が果たせない」と、気持ちを引き締めていた。

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