「楽天２－９ソフトバンク」（２９日、盛岡）

　楽天は連夜の完敗で今季３度目の５連敗。借金は今季ワーストの「９」に膨らんだ。先発・戸村が持ちこたえられず６回５失点。中継ぎも失点を重ねた。大久保監督は「どこのチームもそうだけど、先制されるとやっぱり苦しいよね」と苦い表情を見せた。

　年に１度の岩手での試合。この日は同球場での主催試合過去最多の１万５４９８人を動員。敗色濃厚の七回にペーニャが「甘く入ってきた球をしっかりと仕留めることができたよ」と右翼席に９号２ラン。見せ場は作ったものの、勝利で応えることはできなかった。

　今年の東北地方の遠征は４戦全敗。郡山、山形、秋田、岩手とすべてで観客動員が過去最多を記録。ファンの数は確実に拡大している中での結果に指揮官は「選手は悪くない。すべて私の責任。心から謝りたいと思っている。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と神妙な面持ちだった。