PL快勝で8強!ネイサン4安打2打点

PL学園対城東工 4回PL学園2死二塁、PL学園・グルラジャニ・ネイサンは右越えに適時三塁打を放つ=舞洲(撮影・山口 登)
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 「高校野球・大阪大会5回戦、PL学園7-1城東工科」(26日、舞洲)

 野球部の存続問題に揺れるPL学園が7-1で城東工科を下し、8強に進出した。

 4番・大丸が4回戦で走塁中に左膝を痛めて欠場。大幅に打線を入れ替える中、5番から1番に変わったグルジャラニ・ネイサン内野手(3年)が快音を響かせた。三回に右中間を破る二塁打で追加点の起点になると、四回2死二塁で迎えた第3打席は右越えの適時三塁打。六回には「後ろへつなぐ意識で」と一、二塁間を破る右前適時打を放ち、八回にも中前打を記録するなど4安打2打点の大暴れだ。

 春季大会ではドラフト候補と注目されていたが、不振により結果を残すことができなかった。草野監督は「周りからいろいろアドバイスを受けたり、支えられていた。ネイサンは物静かなタイプだけど、学校生活もちゃんとしている。周りが気を使ってくれるような存在」と明かす。

 インド人の父を持つハーフのネイサンが小学6年だった09年、PL学園が夏の甲子園に出場した際、テレビでそのユニホーム姿に憧れた。「伝統のある学校なので」とPLで野球をやる意志を固めたという。1年秋からベンチ入りを果たし、甲子園出場を目標に汗を流してきた。

 部の存続問題に揺れる中で「目標は甲子園で、日本一になること」と力を込めたネイサン。目標の聖地へ、あと3勝へ迫った。

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