須磨翔風16強進出 2年生才木が好投

力投しスカウトの評価も上がった須磨翔風の才木浩人=ほっともっとフィールド神戸(撮影・持木克友)
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 「高校野球兵庫大会・4回戦、須磨翔風6-4三田松聖」(23日、ほっともっと)

 公立の須磨翔風が昨夏準Vの私学・三田松聖を破り、16強へ駒を進めた。

 原動力となったのは2年生エースの才木浩人投手(2年)だった。身長186センチの体格と阪神・藤浪ばりの長いリーチを駆使しながら、六回まで1本も長打を許さなかった。4点リードに広がった七回に「3点までは大丈夫と思って慎重に行きすぎた」と一挙4点を失ったが、逆転までは許さなかった。

 10安打を浴びながらも粘り強く投げて9三振を奪い「前回の登板で高めに浮いて打たれたので、きょうは力を抑えて低めに集めようと意識した」と才木。ネット裏ではプロ4球団のスカウトが視察し「将来的に楽しみ。あれだけ長い腕を上手に柔らかく使えている。ボールもキレている」と阪神・熊野スカウト。オリックス・谷口スカウトは「最速は138キロでしたけど、初速と終速の差がほとんどない。楽しみなピッチャー」と評した。

 高2で186センチに到達した身長はまだまだ伸び続けているといい「周りからは阪神の藤浪って言われます。目標とするのはダルビッシュ。あれだけ長い腕をうまく使える投手になりたい」と目を輝かせる。

 手首から中指の先まで27センチもある右腕。バスケットボールを平気で片手で持ち上げることができ、ジャンプしてバスケットのリングに軽く届く。「家族みんなが大きいので」と父は180センチ超、母は170センチ、兄も180センチ超と“ジャンボ”な家庭で育った才木。直球の最速も1年秋で143キロを計測しており、来年のドラフト候補として注目を浴びる可能性を秘めている。

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