高校野球で女子部員が入場行進

 第97回全国高等学校野球選手権の和歌山大会が9日、紀三井寺球場で開幕した。高校野球100周年を記念し、開会式では女子マネジャーを含むベンチ外の3年生も一緒に行進。同県で唯一の女子部員となる和歌山高専・西村紅音外野手(3年)もユニホームで行進の列に加わった。

 例年はベンチ入りメンバーのみの行進だったが、和歌山県高野連は「100周年ということで先輩たちがつないできてくれたもの。今年は特別な年ですので」と説明。小学校3年生から地元の軟式野球チームで野球を始め、高校3年間、懸命にボールを追った西村は「ユニホームを着て開会式に参加できてうれしいです」と笑みを浮かべた。

 ポジションは左翼手。練習試合に出場し、ヒットを打った経験もあると言う。今大会は記録員としてベンチ入りする予定で「将来は野球関係の仕事に就けたら」と夢を語った。

 野球を続けて良かったことを問われると「ヒットを打ったときの快感ですね」。その表情は最後の夏、開会式のグラウンドに立てる喜びに満ちあふれていた。

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