「ロッテ３－６日本ハム」（７日、ＱＶＣ）

　１６安打で６点を奪った日本ハムが、ロッテの終盤の追い上げをかわした。ロッテは３連敗。

　日本ハムは二回、先頭の４番・中田、５番・大谷の連続二塁打で先制。なおも２死二、三塁から西川の右前２点適時打でこの回３点を奪い、続く三回にも中田の左越え２３号ソロで加点した。五回にも市川の左越え適時二塁打で１点を追加。２点差に迫られていた九回には、無死一、三塁から大谷の二ゴロの間に１点を加えて突き放した。

　４番・中田は、一発を含む５打数４安打と大暴れした。

　先発・上沢は６回２／３を５安打３失点で５勝目（５敗）。６月４日の交流戦、広島戦以来の勝利に「ファームで、早く１軍で投げたいと思って練習してきたんで良かったです」と笑った。２軍では「自分でカウントを悪くして自分で苦しくしてしまっていたんで、とにかくカウントを良くする、バッターとしっかり勝負するということを意識してきた」という。

　この日は七回に２四死球を出すまでは無四球。「フォアボールが１つしかなかったのは練習してきた成果が出たと思う」と胸を張ったが、七回途中で降板したことは反省。「今年そういうピッチングが続いているんですごく悔しい。これからまたしっかり練習します」と、自らに言い聞かせるように話した。

　ロッテは４点を追う四回、２死二塁からクルーズの左前適時打で１点。七回には２死一二塁から代打・井口の左越え適時二塁打で２点差に迫ったが、そこまで。先発の石川が誤算で、５回１１安打５失点で降板した。