「ユニバーシアード壮行試合、大学日本代表－ＮＰＢ選抜」（２９日・神宮）

　ユニバーシアード夏季大会（７月、韓国・光州）に出場する侍ジャパン大学日本代表とＮＰＢ選抜の壮行試合が行われ、ＮＰＢ選抜の先発を務めた安楽智大投手（１８）＝楽天＝は１回無失点だった。

　悔いの残るマウンドとなった。先頭の佐藤（立大）にストレートの四球を与え、２死後にはボークを犯した。最速は１４５キロで三振は奪えなかったが「四球は悔いが残ったけれど、ヒットは打たれてないので、その点は良かったです」と、安堵の表情を見せた。

　試合前練習では、同じドラフト１位の西武・高橋光とキャッチボール。同い年のライバルとの再会に表情も和んだ。練習の合間には「練習の話とか昔話とか」に花を咲かせ「励みになります」と決意を新たにした。

　「プロの意地を見せられるように」と意気込んで臨んだ。内容は満足いくものではなかったが「大学での野球生活も濃いと思いますが、プロ野球選手として過ごしたここ数カ月も非常に濃いものがありました。それを少しは見せることができたのかと思います」と、ドラフト１位のプライドをのぞかせた。