流通経大29年ぶり決勝進出 生田目完封

神奈川大打線相手に力投する流通経済大・生田目=神宮(撮影・佐々木彰尚)
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 「全日本大学野球選手権・準決勝、流通経大3-0神奈川大」(13日、神宮)

 流通経大が86年大会以来、29年ぶりの決勝進出を決めた。

 原動力となったのは3年生エースの生田目(なばため)だ。立ち上がりからテンポのいい投球で、相手打線に三塁を踏ませなかった右腕。「終わってみれば完封という感じで、投げている間は無心でした」。最終回にはこの日最速となる152キロを連発して、スコアボードに9つのゼロを並べきった。

 準々決勝では制球がばらつく面があったが「前回はフォームが安定しなかった。しっかり上からたたくように意識したことで、ボールも指にかかるようになった」と生田目。中1日でのマウンドだったが、しっかりと課題を修正して臨んだ。「きょうは90点。大学に入って一番と言ってもいいかな」と笑った右腕が、初優勝への原動力になる。

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