G菅野が叔父さんの900勝アシスト
「交流戦、巨人11-1西武」(26日、郡山)
甥っ子が、叔父さんの監督通算900勝を完投勝利でアシストした。
3連勝中の巨人が2ラン3本を含む13長短打で大量11点を奪い、交流戦初戦に圧勝した。先発・菅野は九回に失点し、2試合連続完封は逃したものの、西武打線を7安打1失点に抑え、完投で6勝目(4敗)。ハーラートップの高木勇(巨人)に並んだ。原監督は通算900勝となった。
2試合連続完封勝利目前の九回に3連打され、1点を失った菅野は3連勝にも悔しさばかりが口をついた。「いいピッチングだったと思いますけど、最後完封できなかったのが悔しいです。バリバリ意識してましたし、絶対完封してやろうと強い気持ちを持ってマウンドに上がったのですけど…悔しいです」
それでも、母の伯父に当たる原監督の通算900勝に貢献できた喜びは格別だ。「去年800勝の時も自分が投げた記憶があるんですけど」と、8回無失点で2-0勝利に導いた4月4日の中日戦(ナゴヤドーム)に続く節目の勝利に感激。「そういう記録に携われて本当にうれしいですし、これからも勝利にどんどんどんどん貢献したいなと思います」と声を弾ませた。
投打がかみ合っての交流戦快勝スタートに、原監督も「いいスタート。打つべき人がしっかり打って、打球も久々にプロ中のプロみたいなそういう打球も多く出ましたし、いいゲーム」と手応えたっぷり。菅野の投球にも「点数というものもありましたけど、集中力を切らさず非常に精度良く緩急をつけていいピッチングをしたと思います」と高評価を与えた。
自身900勝には「自分のことであって、選手たちというか…皆さん全員で900という数字を積み重ねさせて頂いたという感じですね」と個人的な感想はさておき、全員でつかんだ勝利を強調していた。