日本ハム 大谷KOもサヨナラで首位奪取
「日本ハム6-5ソフトバンク」(22日、札幌ド)
日本ハムが首位攻防戦をサヨナラで制し、首位に躍り出た。ソフトバンクは3連勝を逃し、首位から陥落した。
5-5の同点で迎えた九回。1死から左前打で出た杉谷を一塁に置いて西川が左越え二塁打を放ち、杉谷が好走塁で一気にサヨナラのホームを踏んだ。
札幌ドームで2度目のサヨナラ安打を放った西川はお立ち台で「やっと打てたなあという気がします」と、しみじみ。前日は楽天を相手に今季両リーグ最長、パリーグ歴代4位の長時間ゲームを制していただけに「昨日は5時間37分という長いゲームで、みんな延長はしたくないという雰囲気だったので早くに決められて良かったです」と笑わせた。
ハーラートップの大谷が球団新記録となる開幕からの7戦7勝を懸けて先発したが、6回2/3を5安打5失点で無念の降板。6回を1安打に抑えていたが、3-0とリードした七回に突如つかまり、3-5と逆転された。
一振りで試合を振り出しに戻したのは4番・中田だ。八回、無死一塁から左翼スタンドへ弾丸ライナーでリーグトップ15号2ランを打ち込んで同点に持ち込み、大谷の黒星を消した。
起死回生の2ランにも、中田は「今日は(三回に送球をこぼす)エラーをしてるんで何も言えません。入るとは思わなかったけど、入ってくれて良かったです。多分、僕が一番願ってました」と、神妙だった。
ソフトバンクは3点を追う七回に4安打を集中して一挙5得点で大谷を引きずりおろしたが、18試合連続ホールドの日本新記録をかけて八回に3番手でマウンドに上がったバリオスが中田に被弾。九回から登板した森福も踏ん張り切れなかった。先発・摂津は6回6安打3失点。