PL学園、新監督“初陣”コールド勝ち

選手に意見を求めながらさい配を振るうPL学園・草野新監督(右)=豊中ローズ球場
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 「高校野球・春季大阪大会1回戦、PL学園9-1渋谷」(18日、豊中ローズ)

 春夏7度の全国制覇を誇るPL学園が、渋谷を7回コールドで下した。4月1日付けで同校の校長に就任し、野球部監督を兼務する草野裕樹監督(64)が初さい配を振るった。

 前任の正井一真校長から野球部監督を引き継ぎ、迎えた初戦。序盤から試合を優位に進め、六回に一挙5点を奪って7回コールドに持ち込んだ。

 部長として甲子園出場の経験を持つ草野新監督は「ベンチに入っていた経験もありますので、違和感はなかった。少し緊張しましたけど」と穏やかな表情を浮かべ「監督は補佐役。選手は以前と比べ、自分たちで考えて野球ができるようになっている」と目を細める。

 試合中には選手に意見を求めながらサインを出す場面もあった。今春の新入部員はゼロとなり、依然として名門野球部は存続の岐路に立たされているが「教育として野球をする形。それを忘れないように。PL学園生徒としてそれがきちっとできれば、おのずと道は開かれると思います」と語った。

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