黒田が打撃投手登板 35球で安打性2本
「広島春季キャンプ」(25日、沖縄)
米大リーグ・ヤンキースから復帰した黒田博樹投手が、沖縄市のコザしんきんスタジアムで復帰後初めてフリー打撃に登板した。最初の“対戦相手”に指名されたのは、ドラフト1位の野間と、鈴木誠。
ライトの定位置を争う2人のホープに全35球。安打性の打球は2本だった。変化球は持ち球のカーブ、スライダー、カットボール、2種類のツーシームなどを投げ、上々の“初登板”。登板後は集まった観客から大きな拍手が沸き起こった。
「ボールの動きや打者がどういう反応をするかを、投げながら確かめていきたい」と、テーマを掲げて上がったマウンド。まだ調整段階ながら、ボールにはキレがあった。
今後は3月1日にもシート打撃に登板する予定。さらに帰広後にもう1度シート打撃を挟み、オープン戦登板へと向かう。8年ぶりの日本球界復帰、プロ19年目のシーズンへ着々と準備を進めている。