ロッテ・田中、バランス修正で帽子安定
「ロッテ春季キャンプ」(3日、石垣島)
ロッテ・ドラフト2位の田中英祐投手=京大=が、キャンプ2度目のブルペンで頭脳派右腕らしい修正能力を発揮した。
キャンプ初日のブルペンでは投球フォームを乱し、帽子が7度も飛ぶシーンがあったが、この日はゼロ。実は帽子を1サイズ小さいものに替えていた裏側もあったが、原点に戻って直球オンリーで外角低めだけを狙い続けた。
「前回は緊張しすぎた。今日はバランスよく投げられた。力を抜いて投げることを意識しました。今日みたいな投球を続けたい」と笑顔を取り戻した。
伊東監督も「首の振りも前回より小さくなっていた。順応性を持ち合わせていて、修正が利くタイプの投手」と評価した。
2回続けて赤点を取らないのが京大生。技術プラス頭脳。両方を組み合わせて、合格点を勝ち取った。