中大・島袋 1回2失点も復調の兆し
「東都大学野球、中大10‐4拓大」(30日、神宮)
中大が2桁得点で快勝した。
初回に暴投で先制すると、三回は打者11人の猛攻で5安打を集中し5得点。五回に3連打で2点、七回には代打・金子大喜捕手(4年・西日本短大付)の2ランと、攻撃の手を緩めなかった。
九回からは、今秋ドラフト候補の島袋洋奨投手(4年・興南)が今季2度目の登板で1回2安打2失点。2死から失策が絡み、四球と連打で失点したものの、最速146キロの直球は球威があり、課題の制球もまずまずだった。
大量8点リードでの登板に、島袋は「本当にみんなが作ってくれた場面。思い切り投げられた。感謝したい」としみじみ。復調の兆しを見せたエースに、秋田秀幸監督も「2失点は別にして、キレのあるボールを投げられたことには、みんな安心している。あ~、それにしてもよかった」と、喜びを隠さなかった。