星野監督が辞任「直接の原因は成績」

 楽天の星野仙一監督(67)は18日、ロッテ戦の試合前に仙台市内で会見し、今季限りで辞任することを明らかにした。会見には三木谷浩史オーナー(49)も同席した。

 昨オフに3年契約を結んでいたが、今季5月に「胸椎黄色靭帯(じんたい)骨化症」、「腰椎椎間板ヘルニア」を患い、2カ月間休養。手術は成功し、7月25日に現場に復帰した。しかし、チームは最下位争いから抜け出せない低迷状態が続いていた。

 同監督は辞任の理由について「直接の原因はやはり成績」と話し、チームが最下位に低迷する責任を取る形となった。「しかも私が2カ月間も戦場から離れたということで、ファン、選手、球団に大変、迷惑をかけた。勝負師としてシーズンを離れるということはあってはならない。そういう思いで決意した」と体調不良で途中離脱した責任についても触れた。

 楽天の監督に就任するときのことを振り返り「周りには、なんであんなチームに行くんだと言われましたけど、これが監督としてのロマンなんだと(言った)」と笑みを浮かべた闘将。選手に辞任のあいさつをした際には「いつまでもうるさいじいさんでいるぞ。ユニホームを脱いでもうるさい男でいるぞ。覚悟しとけよ」と話したという。

 今後について三木谷オーナーは「より高いところから球団にかかわってほしい」とフロント入りを示唆。後任監督については発表されなかった。

 2010年オフに楽天の監督に就任。就任3年目の昨季は、楽天を創設9年目で初のリーグ優勝、日本一へと導いた。

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