広島競り勝って60勝 延長11回勝ち越し

延長11回、赤松は投前にバントをする(撮影・飯室逸平)
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 「中日5‐6広島」(29日、ナゴド)

 広島が延長戦を制して今季60勝。貯金を再び8とした。

 二回に田中の右前適時打などで2点を先制した広島は、八回に追いつかれた後、延長十回に一度は勝ち越した。

 直後に再び同点とされたが、続く十一回、1死一、三塁で赤松が投前にスクイズバントを試み、これを中日・小川が本塁へ送球したが谷繁が捕れず(記録は投手の失策)、三走の丸が勝ち越しのホームを踏んだ。

 さらに田中の右前打などで6点目を加えた広島は、その裏、中日・藤井のこの日2本目となる2ランで1点差まで迫られながら、6人目の永川が何とか抑えて逃げ切った。

 この日3安打を放った田中は守備でも活躍。延長十回、同点に追いつかれなお2死満塁の場面で荒木のゴロに飛びつき二塁封殺と好守を披露。「必死だったのでアウトになってよかった。ホッとしました。(この1勝は)大きいと思います」と安どの表情を浮かべていた。

 中日は終盤に粘りを見せながら、最後は自滅した格好。4連敗となった。

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