岩瀬がプロ野球史上初の400S達成

 「中日7‐5巨人」(26日、ナゴヤ)

 中日の守護神・岩瀬仁紀投手がプロ野球史上初の通算400セーブを達成した。

 7‐4と3点リードの九回に登板。簡単に二死を取ったが、長野、アンダーソン、坂本の3連打で1点を返され、なおもダブルスチールで2死二、三塁という一打同点のピンチを招いた。ここで打者は阿部。厳しい場面だったが、最後は気合で投じたスライダーで空振り三振に切って取り、今季18セーブ目で偉業を成し遂げた。

 岩瀬は苦笑いでマウンドを降りると、監督の谷繁捕手と右手で固い握手を交わした。

 お立ち台の岩瀬は「ほっとしたというか、うまくいかない」と、すんなり終わらせられなかったことに複雑な表情。「二死を取ってから少し慌てた。急ぎすぎた」と反省しきりで笑顔はなかった。

 それでもファンの歓声を背中に、岩瀬は「一つ一つの積み重ねでここまで来た。きょう決めるつもりで(マウンドに)上がったが、『もっとしっかりしろ!』と自分に言い聞かせたい。これからもありますので、0点で終われるようにしっかりやっていきたい」とキッパリ。一番最初に報告したい人はと問われると、岩瀬は「僕以上に痛い思いをしている両親ですかね」と言い切った。

 今年40歳の鉄腕は「この前、東京ドームで3連敗しているので、明日も勝ってやり返したい」と巨人3タテを頼もしく誓った。

 谷繁監督は「実に岩瀬らしいインタビューだった。すごい記録としか言いようのない記録。すごいのは1日のルーティンを黙々と重ね、年齢がいくごとにやるべきこをやって試合に臨むこと。(横浜時代に)佐々木(主浩)さん、岩瀬とこれで2人の(伝説的なクローザー)2投手を受けてきたけど、ともに練習前、練習、練習後、そして試合に臨むルーティンをきっちりこなしてきたところがすごい」と脱帽していた。

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