早大・有原が勝ち星逃すもチームは勝利
「東京六大学野球、早大4‐3立大」(28日・神宮)
早大が接戦を制して勝ち点2とした。
1点を追う四回に6番・小野田俊介外野手(4年・早実)が左越えに逆転3ラン。その後同点とされたが、八回に5番・茂木栄五郎内野手(3年・桐蔭学園)が決勝の左前適時打を放った。
先発した今秋ドラフトの目玉、有原航平投手(4年・広陵)は、六回まで毎回走者を背負いながらも、最速151キロの直球にカットボール、ツーシームなどの変化球を織り交ぜ、6安打1失点と粘りの投球。勝ち投手の権利を持って七回途中で降板したが、後続が同点を許し、今季3勝目はならなかった。それでも「チームが勝てたのが一番」と、にこやかに話した。
小野田は、昨秋の右ひざ前十字じん帯再建手術から復帰後初のスタメン。持ち前の長打力を見せつける現役トップのリーグ戦9号に「チームのみんなに迷惑をかけているので。今日に関しては取り返せたかな。1本出て、ホッとしました」と、笑顔だった。