槙原さんと松本さん和解 「銀河鉄道999」訴訟
漫画「銀河鉄道999」のせりふを歌詞に盗用したと非難を受け、名誉を傷つけられたとして、歌手槙原敬之さんが原作者の松本零士さんに損害賠償などを求めていた訴訟は26日、知財高裁(中野哲弘裁判長)で和解が成立した。
問題とされたのは、槙原さん作詞作曲「約束の場所」(歌・CHEMISTRY(ケミストリー))の歌詞にある「夢は時間を裏切らない/時間も夢を決して裏切らない」との部分。
関係者によると、和解条項には(1)松本さんが歌詞に関してテレビなどで発言した内容により、槙原さんの社会的評価に影響を与えたとして陳謝の意を表明する(2)「約束の場所」の使用に異議を述べない(3)双方に賠償などの債権債務は存在しないことを確認する-などが盛り込まれた。
槙原さん側は歌詞はオリジナルだと主張し、2007年2月に提訴。昨年12月の一審東京地裁判決は、槙原さんが盗用したとは認められないとして、松本さん側に220万円の支払いを命じた。
一審判決によると、松本さんは、歌詞が「999」で使った「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」というせりふに似ているとして、テレビ番組などで批判した。
槙原さんは代理人を通じ「いわゆる盗作騒動が起き、私自身の名誉回復を図るために今回の訴訟を起こしたので、和解内容には満足している」とコメント。
松本さん側の代理人は「是は是、非は非で認め合い、互いに納得し和解に合意した。本人も区切りがついたと思う」としている。
(2009年11月26日)

