イチロー氏が大谷翔平を称賛&エール「翔平にしか描けない時代を築いて」

 「マリナーズ3-7エンゼルス」(3日、シアトル)

 マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が同日にコメントを発表。エンゼルス・大谷翔平投手の活躍を称えた。

 イチロー氏のコメントは以下の通り。

 「大谷翔平と言えば二刀流、無限の可能性、類いまれな才能の持ち主、そんなぼんやりした表現をされることが多かったように思う。比較対象がないこと自体が誰も経験したことがない境地に挑んでいるすごみであり、その物差しを自らつくらなくてはならない宿命でもある。

 外野からの視点だが、けがなくシーズンを通して活躍した2021年は具体的な数字で一定の答えを示した年だと思う。中心選手として長い間プレーするには1年間、全力でプレーした軸となるシーズンが不可欠だ。それが今年築けたのではないか。

 アスリートとしての時間は限られる。考え方はさまざまだろうが、無理はできる間にしかできない。21年のシーズンを機に、できる限り無理をしながら翔平にしか描けない時代を築いていってほしい」

 イチロー氏と大谷は今年7月10日の対戦時に、グラウンドで談笑。19年3月、イチロー氏の引退会見では大谷について「投手で20勝してサイ・ヤング賞。その翌年に50本打って本塁打王、MVPを獲ってほしいね。それが想像ではなくてできる選手だから」とコメントしている。

 大谷はこの日の最終戦で11戦46打席ぶりとなる46号ソロ。自身4本目の先頭弾で日本選手では07年の松井秀喜(ヤンキース)以来、14年ぶりの100打点をマークした。本塁打王には届かなかったが、投手としても9勝を挙げ、投打二刀流でファンを熱狂させた。

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