大谷の打席で人種差別的表現の米解説者が職務復帰 冒頭で90秒謝罪「心よりお詫び」

 8月17日(日本時間8月18日)のエンゼルス対タイガース戦でエンゼルスの大谷翔平投手(27)の打席で人種差別的表現をし、無期限の出演停止処分を受けた殿堂入り投手で解説のジャック・モリス氏(66)が10日(同11日)のレイズ対タイガース戦で約3週間ぶりに職務復帰した。

 試合開始前の見どころ解説。モリス氏は神妙な顔で「まず私の方から少し話をさせてください」と切り出し、用意していた“謝罪文”を読み上げた。

 8月17日の試合で解説を務めた同氏は、大谷の六回の打席を前に実況アナから「あなたならショウヘイ・オオタニにどう対処しますか?」と問われると、アジア人のアクセントをまねるような口調で「Be very, very careful(非常に注意しなくてはいけない)」とコメント。九回の大谷の打席で自身の発言を謝罪したが、事態を重く見た中継局のバリースポーツ・デトロイトは同氏の無期限の謹慎処分を発表した。

 24日ぶりに放送ブースに戻ってきたモリス氏は「あらためまして、最後の中継で発した私のコメントを心よりお詫び申し上げます。多くの方々、特にアジア人コミュニティの皆さまを傷つけてしまったことを申し訳なく思います」などと、2枚の紙に書かれた声明文を約1分半にわたり読み上げた。

 モリス氏はメジャー通算254勝、84年のタイガース、91年のツインズ、92年のブルージェイズのワールドチャンピオンに貢献。ツインズではワールドシリーズMVPを獲得した。2018年に殿堂入りしている。

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