大谷、サイクル安打&2勝以上は過去120年で2人目 記録づくしの大偉業

 試合後の会見でサイクル安打を語る大谷(撮影・小林信行)
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 「レイズ3-5エンゼルス」(13日、セントピーターズバーグ)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「3番・指名打者」で出場し、メジャー日本人初のサイクル安打を達成した。初回の打席で8号3ラン、三回に左中間二塁打、五回に右翼線三塁打、七回に中前打。今季初の4安打で打率を・281とし、チームの3連勝に大貢献した。

 メジャー通算3089安打の記録をもつイチロー氏や同175本塁打の松井秀喜氏さえも成し遂げることのできなかった偉業をメジャー112試合目のスタメン出場でやってのけた大谷。球団広報部や米データ会社スタッツ社によると、エンゼルスの選手の達成は13年5月1日のトラウト以来、6年ぶり7人目(8回目)。指名打者では04年8月25日のドノバン(エンゼルス)以来、15年ぶりだという。

 敵地トロピカーナフィールドでは09年10月2日のBJ・アップトン(レイズ)以来、10年ぶり3人目。レイズの対戦相手になると06年8月1日のギーエン(タイガース)以来、13年ぶり2人目になる。

 昨季は新人王を獲得している大谷。新人王受賞した選手のサイクル安打達成は史上16人目で、過去にはジャッキー・ロビンソン、カル・リプケンらそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

 大谷は昨年10月に右肘手術を受けたため、今季は打者に専念するが、昨季は先発で4勝をマークしている。スタッツ社によると、1900年以降、約120年の間にサイクル安打と2勝以上を記録した選手は大谷とジョージ・シスラーの2人だけ。1915~30年に活躍したシスラーは通算5勝、2度のサイクル安打をマークしている。

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