MLB「球審ロボ」「“一人一殺”禁止」など新案実施を発表 今春から独立Lで

 大リーグ機構(MLB)と独立リーグのアトランティック・リーグ(ALPB)は8日(日本時間9日)、4月25日から開幕するシーズンで「“球審ロボット”導入」や「内野シフト禁止」、「“一人一殺”禁止」など、MLBの規則にない7項目を実施すると発表した。

 発表された7項目は以下のとおり。

◆球審は弾道測定器「トラックマン」を用いてストライク・ボールを判定する。

◆投手交代と負傷以外に選手やコーチがマウンド行くことは認められない。

◆投手は最低3人の打者と対戦するか、そのイニングを完了しなければいけない。負傷した場合の交代は認める。

◆一塁、二塁、三塁のベースのサイズを15インチ(約37・5センチ)四方から18インチ(約45センチ)に変更する。

◆投球時に二塁ベースの両側にそれぞれ2人の内野手が存在しなければならない。(存在しない場合はボール・デッドで「ワンボール」となる)

◆攻守交代と投手交代の時間を現行の2分5秒から1分45秒に短縮する。

◆シーズン後半戦は投球板から本塁までの距離を24インチ(約60センチ)延長する。マウンドの高さと傾斜角度の変更はない。

 モーガン・スウォードMLB上級副社長は「今回の実験的変更は試合においてインプレーの機会増加や守備、走塁、選手の安全面の向上につながることを目的としている」と説明。ロブ・マンフレッドMLBコミッショナーはかねてより試合のスピード化、試合時間短縮を目標に掲げており、今回の独立リーグでの試みが将来的な大リーグのルール変更への布石となる可能性はある。

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