イチロー感心 初競演の菊池ふるまいに「やっぱり普通じゃないわね」

菊池の投球に熱視線を送るイチロー(後方左)=2月19日、撮影・小林信行
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 「オープン戦、ロイヤルズ8-0マリナーズ」(2日、サプライズ)

 マリナーズのイチロー外野手(45)は「7番・右翼」で出場し、2打数無安打だった。予定通り、五回の守備で交代。今オープン戦5試合の打率を・154(13打数2安打1四球)とした。

 三回の第1打席は右腕イノアに対し、150キロ台の直球を3球連続でファウルにして追い込まれた後、スライダーをしっかり見送るなどしてフルカウントに持ち込んだが、8球目の154キロをとらえ切れずに二ゴロに倒れた。

 五回無死一塁の場面はメジャー99セーブの右腕ストーレンに二直。初球、140キロ速球ストライクを見送った後、134キロ変化球を振り抜いたが、低いライナー性の打球は野手の正面だった。

 この日はメジャー1年目の菊池がオープン戦2度目の先発登板。ストライク先行の投球を右翼の守備位置から見守ったイチローは「どれでもストライク取れそうな感じするし、ピッチャー有利のカウントにもっていくテクニックは相当高いんじゃないかなあ。あんだけポンポン投げられるわけだし、日本で一番の左ピッチャーと聞いてますから当然と言えば当然だけど、なかなかできることではないと思います」と、その印象を口にした。

 感心したのは投球に関してだけではない。三回無死一、二塁の場面で飛球を処理したイチローに向かって菊池がマウンド上から帽子のつばに触れる仕草を見せたことを伝え聞くと、「そんなセンスあるんだ。そりゃ、かわいいね。余裕あるよね。(試合前に)普段と違う表情を初めて見たけど、そんなことができるのはやっぱり普通じゃないわね」とにこやかに話した。

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