大谷、右肘靭帯損傷も日本人最多タイ18号 2発含む4安打3打点4得点1盗塁

レンジャーズ戦の8回、右越えに18号2ランを放つエンゼルス・大谷=アーリントン(共同)
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 「レンジャーズ3-9エンゼルス」(5日、アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「3番・指名打者」で出場し、17、18号を含む4打数4安打1四球3打点4得点、1盗塁。8月3日以来、今季2度目の1試合4安打で、打率は・287。メジャー1年目の日本選手では歴代2位の松井秀(ヤンキース)の16本を抜いて、同1位の城島(マリナーズ)の18本に並んだ。

 大谷は試合前にMRI(磁気共鳴画像装置)検査を受け、右肘内側側副靭帯に新たな損傷が見つかり、予定されていたブルペンでの投球練習を回避。医師から靭帯再建手術を勧告された。しかし、打撃には支障はないと判断され、この日の試合に打者で出場した。

 大谷は5点リードの五回に代わったばかりの2番手右腕、ビベンズダークスの初球、甘く入った145キロ直球を振り抜き、右翼席へ17号ソロ。前日の一発で並んでいた松井を超えると、7-3の八回1死一塁の場面では4番手右腕バトラーの142キロチェンジアップを再び、右翼席へ運んだ。8月3日のインディアンス戦以来、2度目となる1試合2本塁打でシーズン18本の日本選手歴代最多記録に並んだ。

 この日はメジャー最年長45歳のコローンとも対戦。1点リードの一回無死二塁の打席は四球。2-0の三回1死走者なしの打席でフルカウントから6球目、チェンジアップを打って投手がはじいた打球が転々とする間に快足を飛ばし、一塁を駆け抜けた。きわどいタイミングにレンジャーズベンチはビデオ検証を要求したが、判定は覆らず。続くシモンズに10号2ランを呼び込んだ。

 6-2の七回の打席では先頭で中前打。新人左腕ペラムの154キロ直球をセンターの左へはじき返した。シモンズの2球目にはシーズン7盗塁目となる二盗に成功し、捕手の送球エラーで三進。適時打でホームを踏んだ。

 試合前のショックを吹き飛ばす猛打でチームの勝利に大きく貢献した。

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