大谷、初3番で2打席連続弾 4安打固め打ちでチームの連敗阻止

 インディアンス戦の3回、2打席連続本塁打を放つエンゼルス・大谷=クリーブランド(共同)
3枚

 「インディアンス4-7エンゼルス」(3日、クリーブランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が「3番・指名打者」で出場し、移籍後初の2打席連続弾となる10、11号を含む5打数4安打3打点3得点、1盗塁。初の4安打固め打ちで打率を・272とし、チームの連敗を4で止めた。

 今季初めて3番で起用された大谷がいきなり魅せた。初回1死一塁の場面。初球152キロの直球ストライクを見送った後の2球目、ほぼ真ん中の155キロ直球を振り抜いた。鮮やかな放物線を描いた打球はぐんぐん伸びて左翼席最前列に着弾した。過去の9本塁打はすべて本拠地で打球方向の内訳は中越え8本、右越え1本。7月25日のホワイトソックス戦以来、出場7試合ぶりとなる一発は移籍後初の敵地弾&左越え。“初ものづくし”の1本で4連敗中のチームに貴重な先制点をもたらした。

 1点を追う三回の第2打席ではフルカウントから内寄り151キロ直球を右翼席へ移籍後初となる2打席連続弾。1本目の飛距離が今季最短の114メートルに対し、2本目のそれは自己3番目の135メートル。コンタクトの瞬間、マウンド上のクレビンジャーはがっくり肩を落とす完璧な一撃だった。

 3-3の五回2死一塁の打席は二ゴロに倒れたが、八回1死走者なしの第4打席は変則横手左腕のぺレスから左前打を放ち、4月3日の同カード以来、4カ月ぶり2度目の1試合3安打。ワンボールから内角145キロシンカーを詰まらせて左前へ落とす技ありの1本だった。

 次打者プホルスの打席では今季3盗塁目となる二盗に成功。後続の内野ゴロで三塁まで進み、6番フレッチャーの右翼線二塁打で勝ち越しのホームを踏むと、九回の第5打席でも右腕のオテロから中前打を放ち、初の1試合4安打を記録した。

 前日まで打者として57試合(代打13試合)に出場し、打率・257、9本塁打、25打点。7月3日に打者限定で復帰後は23試合で打率・200、3本塁打、5打点と思うような結果が出ていなかった大谷。右手首痛で2戦連続スタメンを外れた主砲トラウトに代わる3番で大谷が存在感を見せつけた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス