大谷、右肘靭帯損傷に新事実 米報道「けがは新しい箇所」

 右肘靭帯損傷で10日間の故障者リスト(DL)に入っているエンゼルスの大谷翔平投手(23)のけがについて米スポーツサイト、ファンラグ・スポーツは14日(日本時間15日)、一部の米メディアが昨年10月に見つかったと報じた一部断裂箇所の悪化ではなく、新たなものだと伝えた。

 同投手の右肘に関しては、米ヤフースポーツが、同年10月に右肘内側側副靭帯に「グレード1」の部分断裂が見つかり、PRP(多血小板血しょう)注射を受けたと同年12月に報道。今回の負傷箇所が同じ内側側副靭帯で「グレード2」と発表されたことから一部の日米メディアが“古傷”を「悪化させた」と報じていた。

 しかし、同サイトはこの日、「情報筋によるとオオタニのUCL(内側側副靭帯)の裂傷は新しい箇所」との見出しで、同投手の今回の負傷は前回とは異なる箇所であることを伝えた。球団の発表は「UCLのSPRAIN(捻挫)」とし、電話会見を行ったエプラーGMも「断裂」や「裂傷」を意味する「TEAR」の言葉を用いていなかったが、同サイトでは「TEAR」を使い、部分断裂であることを示唆した。

 同サイトは「エンゼルスは大谷のトレーニングスタッフや前所属球団(の日本ハム)と入念に話し合い、球数制限や同じ週1回の登板を実践してきた」、「エンゼルスはマウンドやボール、移動距離など多くの点で日本との違いを考慮し、出来る限り選手に負担をかけないように努めていた」、「エンゼルスは彼を神からの授かりもののように扱っているようだった」などと伝えた。

 大谷は6日(同7日)のロイヤルズ戦で四回、63球で降板した後、右肘に張りを訴え、7日(同8日)に保存療法としてPRP注射と幹細胞注射を受けた。球団は3、4週間後に再検査を行い、今後の方向性を決定すると発表している。

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