大谷VSイチロー 登板回避で夢対決が浮上  

 「エンゼルス1-2ヤンキース」(29日、アナハイム)

 23歳の大谷が44歳のイチローに投げる。そんな夢対決が実現する可能性が出てきた。4月27日の試合で左足首を捻挫したエンゼルス・大谷翔平投手が、予定されていた1日のオリオールズ戦の登板を回避。4~6日のマリナーズ3連戦に投げることが決まった。

 この日のヤンキース戦終了後、ソーシア監督が今後の先発ローテーションを公表。「ショウヘイは週末のシアトルで投げる方向で考えている」。夢対決実現の条件は控え外野手のイチローがスタメンで出場すること。可能性はゼロではない。

 この日の大谷は試合前に負傷後初めてキャッチボール。ブルペンではシャドーピッチングも行い、左足首の状態なども確認した。1点を追う七回にはベンチ内で防具を装着して代打要員として待機。2試合連続で出場機会はなかったが、指揮官は1日の試合はDHで起用したい考えを明かした。

 この日は4月最後の試合。メジャー最初の1カ月が終わった。投手で2勝1敗、防御率4・43。打者で打率・341、3本塁打、11打点を残し、米国でも二刀流が本物であることを証明した。けがを乗り越えて迎える5月。さらなる飛躍の月にしたい。

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