大谷3勝目ならず、チームは勝利で首位 交代直後に2番手が被弾

アストロズ戦の6回途中で降板するエンゼルス・大谷=ヒューストン(共同)
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 「アストロズ7-8エンゼルス」(24日、ヒューストン)

 3勝目をかけたエンゼルスの大谷翔平投手が先発した。六回途中に勝ち投手の権利を持ったまま降板したものの、継投したアルバレスがマキャンに2ランを浴び逆転されたため、白星が消えた。記録は5回1/3を4失点、6安打7奪三振。大谷の降板後、点の取り合いとなったが、エンゼルスが勝利した。アメリカン・リーグ西地区で、アストロズに0・5ゲーム差をつけ首位に立った。

 大谷はここまで3試合に登板し、2勝1敗、防御率3・60。打者としては11試合(代打1試合)で打率・333、3本塁打、11打点。昨季ワールドチャンピオンのアストロズから4月3勝目を挙げれば、ベーブ・ルースも成しえなかったメジャー史上初の4月3勝&3本塁打を記録した選手となる、という状況だった。

 立ち上がりはスプリットの制球が悪く二回に適時打を許した。四回は7球で切り抜けるなど、復調の兆しを見せていたが、五回、ゴンザレスを四球で歩かせた直後の初球をフィッシャーに中越え2ランを許し1点差に詰め寄られた。

 六回、プレグマンから、こん身のフォーシームで空振り三振を奪い、1死一塁の場面で左腕のアルバレスにマウンドを託した。しかし、直後にマッキャンに逆転2ランを打たれてしまい、この時点で大谷の3勝目は消滅した。

 エンゼルスは七回にプホルスの適時打、シモンズの3ランで再度逆転に成功。1点差に詰め寄られたが逃げ切った。

 最速は101マイルで約163キロ。五回2死一塁の場面、4番レディックに対し、カウント1-1から投じた3球目のストライクが101マイルを記録した。さらにボール2つを挟んだ後の6球目、この試合87球目が再び、101マイル(結果はファウル)をたたき出した。

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