大リーグ公式サイトは１２日、パドレスのクリスチャン・ベタンコート捕手（２５）がパナマで開催されているウインターリーグに中継ぎ投手、外野手としても出場し、今季は三刀流でプレーする準備を進めていると伝えた。

　同捕手のピッチングが全米で話題になったのは昨年５月３１日のマリナーズ戦。４－１６と一方的な展開となった八回にマウンドに上がり、ＭＡＸ９６マイル（約１５５キロ）の速球や５４マイル（約８７キロ）のナックルボールなどを披露。３四死球ながら２／３回を無安打無失点に抑えた。６月１３日のマーリンズ戦にも登板し、１回１安打無失点だった。

　チームは昨季終了後、ベタンコートをスーパーユーティリティーとしての起用を検討。同サイトによると、同選手はこの日、母国で開催中のウインターリーグに登板し、１回を無失点。１７球を投げ、球速は約９３～９６マイルを計測。パドレスは指名打者制のないナ・リーグに属するが、捕手、投手としてだけでなく、外野手、ＤＨとしてもプレーしているという。

　パドレスのキャンプ地、アリゾナ・ピオリアには２月に日本ハムが昨年に続いて訪れるため、二刀流の大谷翔平選手と“三刀流”ベタンコートの対面が注目を集めそうだ。