上原、レッドソックス再契約消滅
レッドソックスからフリーエージェント(FA)になっている上原浩治投手(41)の移籍が確実になった。レッドソックスは6日(日本時間7日)、ワシントン近郊のホテルで行われているウインターミーティングでブルワーズとのトレードで中継ぎのタイラー・ソーンバーグ投手(28)の獲得を発表するとともに同投手との交渉打ち切りを明言した。
会見に出席したドンブロウスキー編成本部長は、新たに獲得したソーンバーグを抑えのキンブレルにつなぐセットアッパーに指名。再契約の可能性のあった上原にはトレード前に条件提示をしたが、断りがあったことを明かしながら、「彼もチーム状況を理解してくれた」。13年ワールドシリーズ制覇の功労者に「これまでチームにもたらしたことにとても感謝している」との言葉を送った。
会見の約2時間前に取材に応じた上原の代理人、ピーパー氏は現在、メジャー30球団のうちの6球団と連絡を取り合い、状況を見極めている段階にあると説明。レッドソックスの判断については「コウジを(来季の構想から)外すというのであれば構わない。チームが動くならコウジも同じように動く」とコメント。日本球界復帰の可能性については「コウジはここ(米国)で投げる機会を探す。(来季も)ここで投げる」と完全否定した。