マエケン、32年ぶり日本一目指すカープにエール「勝ってほしい」

 ドジャースの前田健太投手(28)が24日(日本時間25日)、32年ぶりの日本一を目指す古巣の広島にエールを送った。

 22日にカブスとのリーグ優勝決定戦に敗れてシーズンが終了。ロサンゼルスにあるドジャースタジアムでメジャー1年目を振り返った前田は、昨季まで8年間在籍した広島の快進撃についても言及。「正直、最近は自分のことで精いっぱいだったのであんまり(戦いぶりを)見られてない」と前置きしながら「(元同僚たちが)頑張っているのはうれしいですし、すごく励みになる」と話した。

 とりわけ、前田の心を動かしたのはシーズン中に届いた仲間たちからのメールだ。「みんな、自分の(登板した)試合を見てくれているというのはすごくうれしいですね。チームを離れたから(自分のことを)忘れるのかな、バイバイかなって思ったんですけど、ひんぱんにメールをくれた」と言って笑顔を見せた。

 ドジャースのチームカラーは青がメーンだが、前田のスパイクのひもはカープの赤だ。自身のワールドシリーズ制覇は来年以降に持ち越されたが、古巣は32年ぶりの日本一まであと2勝としている。「勝ってほしい。日本一になってくれれば最高だと思うので頑張ってほしいですね」。近々、日本への一時帰国を予定している。祝福する日が待ち遠しそうだった。

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