イチロー悲しみ耐え本拠最終戦 本拠地で事故死のエース出棺式
「マーリンズ2-5メッツ」(28日、マイアミ)
今季本拠地最終戦。マーリンズ・イチロー外野手(42)が3点を追う七回に代打で登場した。イチローコールを受けて打席に入ったが、結果は左飛。地元ファンの声援に応えることはできず、チームもそのまま敗れた。
25日未明にエース、フェルナンデス投手が事故死。試合前には本拠地で出棺式が営まれた。選手や球団関係者全員が胸に「RIP」(安らかに眠れ)の文字が入ったTシャツを着て遺体を乗せたリムジンを見送った。
イチローは悲しみに耐えていたが、周囲は涙、涙…。沿道のファンからもすすり泣く声が聞こえた。チームリーダーのプラードは目を真っ赤にしながら「今の気持ちは言葉にできない。この3日間は感情の起伏が激しい」と話した。