イチローあと「2」次戦異例の“予告先発”で大台到達へ

 「マーリンズ4-5カージナルス」(28日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)がカージナルス戦の七回に代打出場し、右翼線二塁打を放って、史上30人目の通算3000安打まであと2に迫った。試合後、球団公式サイトで29日(日本時間30日開始)の同戦に先発出場すると発表された。

 地元ファンが総立ちになって拍手と歓声で迎えた。前日は出場機会のなかったイチローが代打で登場したのは、2点を追う七回、1死一塁の場面だった。打席に入るとイチローコールが起こった。

 マウンド上には中継ぎ右腕のブロクストン。1ボールからの2球目、内角直球をイチローが振り抜く。鋭い打球は横っ跳びで反応した一塁手の左を抜けて右翼線へ転がった。

 滑り込むことなく、二塁に達した痛烈な一打でメジャー通算2998安打。試合後のイチローは納得の打球か?の問いに、苦笑いを浮かべながら「それを言うと自画自賛になるから、別に。そんなわけでもないし。ヒットならそれでいいですよ」と言った。

 偉業達成の日が刻一刻と近づく中、球団も異例の“予告先発”を行った。試合終了から約2時間後、マーリンズが球団公式サイトなどを通じて「イチローは明日の夜の試合に先発予定です。3000安打まであと2本」と公表したのだ。

 イチローは今季ここまで86試合に出場し、チーム最高の打率・335。そのうち先発出場は34試合で打率・345。17試合でマルチ安打を記録しており、大台到達の可能性は十分だ。

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