イチローに米野球殿堂博物館館長「野球に対する姿勢が記録を特別なものにする」

 「マーリンズ5-0フィリーズ」(26日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)がフィリーズ戦に「1番・中堅」で出場し、5打数1安打1得点1盗塁だった。打率は・332。メジャー通算安打数を2997本とし、メジャー史上30人目の通算3千安打の偉業まで3本に迫った。

 試合前の打撃練習。イチローの元に歩み寄り、笑顔で握手を交わしたのは米国野球殿堂博物館のジェフ・アイデルソン館長(52)だ。24日にニューヨーク州クーパーズタウンで行われたグリフィーJr.、ピアザ両氏の米野球殿堂入り式典に出席した後にマイアミ入り。前日の試合から観戦している同館長は「私の親友のプレーを見るためにここに来ました」と言った。

 イチローと同博物館との関係は深く、メジャー1年目の01年以降、記録を樹立するたびに試合で使用したアイテムを寄贈。今季もメジャー通算500盗塁を記録した際のスパイクとピート・ローズの通算安打数を抜いた試合で着用していたユニホームを提供している。また、自身も同博物館を何度も訪れている。

 オリックスでプレーしていた頃からイチローに魅了されてきたという同館長は「彼は野球のマスター(達人、名手)ですが、それでもまだ野球を学ぼうとしている勤勉な生徒。野球、ゲーム、他の選手へのリスペクト、そして、道具を大切にする心は本当に素晴らしい。その姿勢が偉大な記録をさらに特別なものにしている」と話した。

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