イチロー、5戦ぶり快音 通算3千安打まで3本

 フィリーズ戦の8回、左前打を放つマーリンズのイチロー。メジャー通算3千安打まであと3とした=マイアミ(共同)
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 「マーリンズ-フィリーズ」(26日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(42)がフィリーズ戦に「1番・中堅」で出場し、八回の第4打席で左前打。メジャー通算安打数を2997本とし、メジャー史上30人目の通算3千安打の偉業まで3本とした。

 5試合ぶりに先発出場したイチローの初回の打席は右飛。前回21日の対戦で3打数1安打だった右腕のアイクホフの初球、外寄り真ん中の145キロ直球を右中間へ鋭く弾き返したが、右翼ボージャスがフェンス際でジャンピングキャッチの美技で打球をグラブに収めた。大リーグ公式サイトによると、打球の飛距離は120・1メートルだった。

 イチローの長打性の当たりを阻止したボージャスは捕球後にフェンスに激突。右肩を負傷し、二回の守備から交代した。

 三回1死無走者の打席は二ゴロ。1ストライクからの2球目、外角121キロカーブを二塁手の左へ転がしたが、バックハンドからの素早い送球に競り負けた。

 両軍無得点の六回は先頭で二ゴロ。1ボールからの2球目、内寄りの143キロ直球を打って出たが、ゴロの打球は野手の正面だった。

 1点リードの八回は先頭で2番手右腕のベイリーに対し、カウント1-1からの3球目を左前へ運んだ。

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