ヤンキース、169キロ守護神をカブスへ放出 1対4のトレード成立

 大リーグ、ヤンキースは25日(日本時間26日)、カブスとのトレードで抑えのアロルディス・チャプマン投手(28)の引き換えにメジャー5年目のアダム・ウォーレン投手(28)、有望株のグレイバー・トーレス遊撃手(19)、ビリー・マッキニー外野手(21)、ラシャド・クロフォード(22)の4選手を獲得したと発表した。

 メジャー最速169キロの剛速球を誇るチャプマンは、ヤンキースが昨年12月にレッズとのトレードで4選手を交換要員に獲得。オフにドメスティック・バイオレンス(DV)の規範に違反したとして開幕から30試合の出場停止処分をへてここまで31試合で3勝0敗20セーブ、防御率2・01の成績を残している。

 しかし、チームは50勝48敗でア・リーグ東地区首位のオリオールズに7・5ゲーム差の4位。ワイルドカード争いでも4・5ゲーム差を追う厳しい状況が続いている。一部の米メディアはセットアッパーのミラーのトレードにも動いていると伝えている。

 一方のカブスは59勝38敗で2位のカージナルスに7・5ゲーム差をつけてナ・リーグ中地区首位を独走中。チームには抑え3年目のロンドンがおり、ここまで38試合で1勝2敗18セーブ、防御率1・95の成績を残している。108年ぶりの世界一を目指すチームが剛腕左腕の獲得でブルペン強化に成功した。(記録はいずれも7月24日現在)

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