イチロー自己最悪29の0…でも堂々

 「カブス1-2マーリンズ」(3日、シカゴ)

 背筋を伸ばし、正面を見据えてベンチに帰った。九回の第4打席。マーリンズのイチロー外野手(41)のバットが空を切った瞬間、連続無安打打席が29となった。

 前日の試合で自己最長タイの25打席連続ノーヒット(3四球、2犠打含む)。18日のヤンキース戦以来、13戦ぶりの安打を求めたが、二回の三振で自己記録更新。七回は二塁手後方への飛球を右翼手に好捕されるなどツキもなかった。チームは4連勝を飾ったが、悔しくないはずがない。

 どんな時も下を向かない理由。かつてイチローはこう説明したことがある。「自分ができることをすべてやっている自信があれば、下を向く理由はない。相手の選手や見てる人に対して恥ずかしいことをした覚えはない」。これからも胸を張ってフィールドに立ち続ける。

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