マー 2戦連続3被弾…自己最多自責6

 「アストロズ6-9ヤンキース」(27日、ヒューストン)

 ヤンキース・田中将大投手(26)はアストロズ戦に先発し、四、五回に3本塁打を浴びて、5回を7安打6失点で降板した。マーリンズ・イチロー外野手(41)はドジャース戦に「7番・右翼」で出場し、2打数無安打、1犠打だった。

 悪夢再び。まさかの2戦連続3被弾だ。勝利投手の権利を目前にした五回。先頭打者を四球で歩かすと、2番コレアには外角高めの直球を右翼席に運ばれ、3番アルテューベには外角のスライダーを左翼席へ。2者連続アーチにマウンドの田中も打球方向を見つめたまま、ぼうぜんと立ち尽くすしかなかった。

 前回21日のタイガース戦ではメジャーで初めて3被弾した。中5日の登板間には、異例となる2度のブルペン投球を行って投球フォームの“ズレ”の改善に努めた。だが、結果はメジャーワーストの自責点6。序盤にもらった6点のリードも守りきれず五回で降板すると、「修正を図ってきた部分が、試合でうまいことつなげられなかった」といら立ちを隠せない様子だった。

 昨年6月に右肘靱帯(じんたい)の部分断裂が発覚して以降、故障の不安が常に付きまとう右腕。「いくら僕が口で(大丈夫と)言ったからってしょうがない。自分で乗り越えていかないといけない」。7月3日の次回登板(レイズ戦)に向けて、悲壮な思いを口にした。

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