右手首と右前腕を痛めて故障者リスト入りしているヤンキースの田中将大投手（２６）が２７日、傘下３Ａスクラントンの一員として２度目のリハビリ登板に臨んだ。レッドソックス傘下３Ａポータケット戦に先発し３回を１本塁打を含む４安打で３失点、４奪三振だった。

　初回、長短打と四球で無死満塁のピンチを背負うと、１死後に犠飛で失点。二回は四球で走者を許すと、１死三塁から内野ゴロの間に１点を失い、直後にソロを浴びた。

　それでも田中は「上（メジャー）で投げても問題ないと思う」と前向きに捉えた。予定の６５球に近い６２球を投げ「完璧では全然ないですけど、こうやって投げられてるのが一番大事」と話した。６月１日からシアトルで行われるマリナーズ３連戦でのメジャー復帰が濃厚となっている。